目標と進捗状況
目標
- 2030年までに半導体装置のエネルギー消費量を30%削減
- 2030年までに半導体装置の化学薬品消費量を30%削減
- 2030年までに半導体装置の製造単位あたりのツールフットプリントを30%削減
進捗状況
- 半導体装置のエネルギー消費量の基準(2019年実績)を設定し、主要なエネルギー使用モデルの作成を完了
- ケミカルインパクト基準を制定し、主要なケミカルインパクトモデルの作成を完了
- ツールフットプリントと生産量の比率のキーモデルの作成を完了
目標
- 航空貨物輸送からインターモーダル輸送(複合輸送)への移行を通じてサプライチェーンの排出量を削減し、2024年までに15%の排出削減を暫定目標とする
- サプライチェーンにおいてリサイクル可能資材による梱包への移行を進め*、2023年末までに使用率80%を目指す
- 金属表面の前処理においてリン酸の使用を2024年までに全廃する
- 2024年までに女性やマイノリティが経営する企業との支出比率を高め、代弁者を増やす
- RBA(レスポンシブル・ビジネス・アライアンス)行動規範と、アプライド マテリアルズのビジネス行動規範を順守する
* 2019年のサステナビリティレポートでは、リサイクル可能資材パッケージではなく、リサイクル資材パッケージという誤った目標を設定していました。性能基準を満たす場合は梱包パッケージにリサイクル材を使用しますが、すべての用途に使用することはできません。
進捗状況
- インターモーダル輸送の実現に向けたパイロットテストを実施したが、2020年は半導体製品の需要にかつてない高まりがあったため、進捗に遅れが出た
- 2020年にリサイクル可能資材による梱包を約60%実現
- パイロットテストの実施と結果の評価
- 世界全体における多様なサプライヤーへの支出を計画通り、前年比で2%増加
- サプライチェーンのESGリスク評価モデルを開発。サプライヤー各社へのトレーニングと働きかけを実施し、サプライヤー監査を開始
製品責任
アプライド マテリアルズは、長寿命で再利用、リサイクル可能な製品の設計に注力して天然資源の使用を最小限に抑え、お客様がよりサステナブルな事業を展開できるよう取り組んでいます。また、革新的なモデリングツールを使用して、新システムや既存システムのサステナビリティの改善点を特定し、包括的なポリシー、手順、プログラムを実施して、当社製品が安全に使用でき、適用される法律・基準に準拠することを確かにします。


3 X 30
3x30の目標は、新製品および既存製品の効率性を高めることにより、半導体製造業界におけるエネルギーと化学薬品の影響を低減することです。

サステナビリティのための設計
アプライド マテリアルズは、デザイン・フォー・サステナビリティ・センター・オブ・エクセレンス(Design for Sustainability Center of Excellence)を通して、長寿命で再利用・リサイクル可能な製品の設計に取り組んで天然資源の使用を最小限に抑え、お客様の製造工程におけるサステナビリティ推進を支援します。

フレキシブルパッケージ
アプライド マテリアルズは、ロール・ツー・ロール真空成膜装置の専門知識を生かして、食品パッケージのリサイクル性を高める新しいフレキシブルソリューションをお客様に提供しています。
サプライチェーンの責任
アプライド・マテリアルズでは、幅広いサプライチェーンから調達した何千ものパーツが使われている複雑な製品を製造しています。当社では、倫理的なビジネス慣習と人権に関する規範順守を共有するサプライヤーと取引をすることを定めています。このコミットメントへの取り組みが、今後10年のロードマップを示すSuCCESS2030(Supply Chain Certification for Environmental and Social Sustainability:環境的・社会的サステナビリティに関するサプライチェーン認定)です。
カリフォルニア州サプライチェーン透明法アプライド マテリアルズの責任ある鉱物調達ポリシー
紛争鉱物レポート
管理化学物質リスト


SuCCESS2030(Supply Chain Certification for Environmental and Social Sustainability:環境的・社会的サステナビリティに関するサプライチェーン認定)
SuCCESS2030は、当社のESG(環境・社会・ガバナンス)サプライチェーン戦略を強化し、倫理的な労働慣行、環境に配慮した事業活動、責任ある鉱物調達、業界標準や国際人権規約の順守を促進するその他のプログラムへの支持を基盤としています。
詳細はこちらサプライヤー評価・モニタリング
アプライド マテリアルズは、サプライチェーンのESGリスクの評価に指標ベースの取り組みを取り入れ、その評価をサプライヤースコアカードに反映させています。SuCCESS2030イニシアチブという包括的な取り組みを通して、サプライヤー各社と緊密に連携し、コンプライアンス取り組みに必要なリソースやツールを提供して目標達成を後押しします。


責任ある鉱物調達
アプライド マテリアルズは、製品に使用される部材について、責任ある調達活動に取り組んでいます。当社の責任ある鉱物調達ポリシーは、一次サプライヤーに対してスズ、タンタル、タングステン、金(3TG)鉱物の調達に関する指針を示すものです。このポリシーの有効性を示すため、当社ではRMI(Responsible Minerals Initiative - 責任ある鉱物イニシアチブ)、ならびに外部監査制度を導入しています。
紛争鉱物レポートアプライド マテリアルズ責任ある鉱物調達ポリシー