
サステナビリティ
思い描く未来をつくる
EHSポリシー(環境・労働安全衛生)
アプライド マテリアルズはグローバルで、事業活動全てにおいて重要な判断基準に、環境のインパクトを考慮しています。環境・労働安全衛生マネジメントシステム (EHSMS)は、以下の5つの指針に基づき設計されています。
- 1. エネルギー効率を最大化し、排出を削減: 事業活動を通じて省エネルギーを推進し、再生可能エネルギー源の促進を図ることにより環境への負荷を低減
- 2. 環境のための設計: 安全で長寿命、再利用・リサイクル可能な製品設計により、天然資源の使用を抑え、お客さまがサステナブルな製品を作り出すのを支援
- 3. 安全な労働環境の確保:EHSポリシーと手順書の策定、厳しい安全パラメータに照らした薬剤の評価、正当な場合は適切なエンジニアリング制御の採用
- 4. 廃棄物の削減: 資材の最小化、再利用、リサイクルを通して製品と包装材の廃棄物を削減
- 5. 資源の保全: 資源消費を低減するため、マテリアルのリサイクルと処理水の利用を推進


アプライド マテリアルズ ISO 14001:2015 製造拠点
- テキサス州オースティン (米国)
- カリフォルニア州サンタクララ (新製品インテグレーション) (米国)
- モンタナ州カリスペル (米国)
- マサチューセッツ州グロスター(米国)
- アルツェナウ(ドイツ)
- ハイムシュテッテン(ドイツ)
- レホヴォト(イスラエル)
- トレビソ(イタリア)
- シンガポール
- ピョンテク(韓国)
- 台南(台湾)

エネルギー
アプライド マテリアルズは、低炭素社会の実現に向けて役割を果たしていきます。エネルギー構成における再生可能エネルギーの割合を高め、2020年に長期目標を設定しました。それは、2030年までに再生可能エネルギーの調達比率100%を目指し、その重要な中間目標として2022年までに米国においてその目標を達成する、というものです。最近には電力購入契約(PPA)を締結し、テキサス州クロケット郡の新しい500メガワット規模の風力発電プロジェクトから電力を購入します。これにより、目標達成に向けて大きく前進しており、電力網の脱炭素化に貢献します。

水
水使用量の最小化と水の循環利用を通して、アプライド マテリアルズの各施設は、水の使用と排水の両方においてその地域の法令を遵守します。
テキサス州オースティンの当社施設では、水再利用プロジェクトにより供給用水の消費量を5.7 ft3(約16万㎥)削減しました。これは、オリンピックサイズのプール86個分以上に相当します。

温室効果ガス排出量
アプライド マテリアルズは、環境への直接的なインパクトをビジネス成長から切り離し、今後10年間にカーボンフットプリントを大幅に削減する新しいサステナビリティ目標を設定します。
• 再生可能エネルギーの調達比率100%を米国で2022年までに達成
• 再生可能エネルギ-の調達比率100% を全世界で2030年までに達成
• スコープ1、スコープ2のCO2排出量を2030年までに50%削減
• スコープ3排出目標を含むScience Based Targetsを24ヶ月以内に発表
• 気候関連財務情報開示タスクフォース (Climate-related Financial Disclosures:TCFD)の推奨にそった財務報告にコミット

廃棄物とリサイクル
アプライド マテリアルズは、当社拠点と物流業務を対象に、廃棄物の削減に努めています。その中でも特にリサイクルできない埋立廃棄物の削減に重点的に取り組んでいます。廃棄物削減、再利用、リサイクルプログラムは、各拠点で行われ、それぞれの製造拠点にはISO14001に基づく廃棄管理目標を導入しています。拠点ごとにプログラム目標を継続的に見直し、毎年評価をすることにより、固形廃棄物の大幅な削減と製品や梱包材の再利用とリサイクルの増加を達成することができました。

グローバル クリーンエネルギー発電
カーボンフットプリント低減に向け、当社施設内の再生可能エネルギー発電に加えて地元電力会社からグリーンエネルギーを購入しています。施設内の発電設備は、3.5ギガワット時の電力を発電しました。これは、家庭の年間消費電力の230万世帯分に相当します。

シンガポール オペレーション センターの太陽電池アレイ
シンガポール最大の薄膜太陽電池システム。シンガポール建築建設局よりシンガポール最高の環境栄誉賞である「グリーンマークプラチナ賞」を受賞。
- システム最大出力400キロワット時、年間発電量317メガワット時。
- Low-e ガラスカーテンウォールと雨水リサイクルシステムが設置されています。

アークキャンパスの屋上と駐車場に設置された太陽電池アレイ
2008年に設置されたカリフォルニア州アークキャンパスの屋上と駐車場のソーラーアレイには、当社の製造装置を使用して作られたウェーハベースの太陽電池パネルが約8千枚使われています。
カリフォルニア州サニーベールにある当社アークキャンパスのソーラーアレイは、これまで約3,000メガワット時の電力を供給してきました。これは1,500世帯分の年間消費電力に相当します。

ハリス ブランチ(オースティン) 太陽電池アレイ
テキサス州オースティンの当社施設に設置されている24キロワット規模のソーラーアレイは、2007年の設置以来、年間27メガワット時を超える電力を供給しています。無公害のパネルは、毎年24,670kgのCO2排出量を削減します。これは8エーカー(約32,380平方メートル)の植樹に相当します。

西安グローバル開発センターの太陽電池アレイ
2008 年、アプライド マテリアルズは、当時の西安では最大規模の 56 キロワットの太陽電池アレイをグローバル開発センターに稼働し、温室効果ガスの排出量を年間 65 トン以上削減しています。

労働安全衛生
アプライド マテリアルズでは、従業員、サプライヤー各社、お客様の安全が最も優先されます。当社の事業、プロセス、製品に関連し、該当する安全衛生上のあらゆる規制上の要件についてはそれを満たす、ないしは超えることに尽力しています。新型コロナウイルス感染症が拡大する中においては、EHSとサステナビリティが当社の全拠点と事業を対象とした詳細な安全衛生手順を策定し、お客様の施設内で働く当社従業員を支援しました。
- テキサス州オースティン (米国)
- カリフォルニア州サンタクララ (新製品インテグレーション) (米国)
- マサチューセッツ州グロスター(米国)
- モンタナ州カリスペル (米国)
- アルツェナウ(ドイツ)
- ハイムシュテッテン(ドイツ)
- レホヴォト(イスラエル)
- シンガポール
- 台南市(台湾)(TMC-1)
- 京畿道平澤市(ピョンテク) (韓国)
当社では、幅広いサプライチェーンから調達した何千ものパーツが使われている複雑な製品を製造しています。サステナビリティのビジョンを実効性のあるものにするため、当社では倫理的なビジネス慣習と人権に関する規範遵守を共有するサプライヤーと取引をすることを定めています。最近、このコミットメントを今後10年のロードマップを示すSuCCESS2030 (Supply Chain Certification for Environmental and Social Sustainability:環境的・社会的サステナビリティに関するサプライチェーン認定)として成文化しました。
グローバルサプラチェーン部門(GSC)とオペレーション&アフターマーケットクオリティ部門(OAQ)がダイレクトサプライヤーとの取引を担当し、グローバルジェネラルプロキュアメント部門(G2P)がインダイレクトサプライヤーとの取引を担当します。サプライヤー各社がエシカルで責任あるサステナブルな活動を行えるよう、当社も共に取り組みを続けています。
カリフォルニア州サプライチェーン透明法 »
アプライド マテリアルズの責任ある鉱物調達方針 »
紛争鉱物レポート »
管理化学物質リスト »

アプライド マテリアルズは製品に使用される部材について、責任ある調達活動に取り組んでいます。当社が製造する装置や多くにスペア部品には、現在一般的に「紛争鉱物」または3TGと言われるスズ、タンタル、タングステン、金を含む鉱石が含まれています。当社の製品には3TG鉱物を使って製造された部品が含まれていますが、アプライド マテリアルズはこれらの鉱物を直接購入したり、これらの鉱山や鉱物を処理する精錬所と直接取引をすることはありません。当社では、一次サプライヤーに対して、当社が購入する部材に含まれる紛争鉱物の由来に関する情報の提供を求めています。この中には、二次サプライヤーや精錬所からサプライヤーが調達する紛争鉱物も含まれます。2020年6月に、責任ある鉱物調達ポリシーを策定し、一次サプライヤーに向けて3TG鉱物の調達に関する指針を示し、コミットメントを調査報告で開示しています。
当社ポリシーの有効性を示すため、当社ではRMI(Responsible Minerals Initiative - 責任ある鉱物イニシアチブ)、ならびに外部監査制度を導入しています。当社では、RBA(Responsible Business Alliance)とGeSI(Global eSustainability Initiative)が導入した当初からRMIに加盟しています。


サプライヤーの多様性
多様でインクルーシブなサプライチェーンを構築することは事業運営においても、社会に対しても重要です。新しい視点や能力がイノベーションをさらに推し進め、多様性に富んだコミュニティーに雇用創出と経済成長をもたらして社会的格差を縮め、回復力を促進し、サプライチェーンのコスト削減につながる競争を促します。
2017年にアプライド マテリアルズは、サプライヤー・ダイバーシティ・プログラムを策定して、よりインクルーシブで公正なサプライチェーンへの取り組みを進めました。2018年には、本プログラムを拡大して、対象を米国の全事業に広げました。さらに同年、半導体業界の企業と共にサプライヤー・ダイバーシティ連合となるマニュファクチャリング・オーナーシップ・ダイバーシティ ワーキンググループ (MOD)を共同で立ち上げました。